SS ふたりの休日 その3


愛おぼ設定、大戦後・・。ちゃんと仕事して帰ってきて仕事の件でパソコン開けて、そういや昨日書いたあれ読んでみよと思って読んだら恥ずかしかった。

これは、お仕事脳と妄想脳が見事に別になった事を示しており、良い結果であると思われます。

半エロありです。

輝はぼんやりと眼を覚ました。

「今、何時だろう・・なんで寝てたんだ・・?あぁ、アラート明けか・・。」

傍らにあたたかい存在を感じて目線を移す。

「未沙・・寝てるんだ・・かわいいなぁ・・。・・・って、ええ!!?」

時計を見ると6時を指している。

「6時!?未沙が寝てるって事は18時じゃなくて6時!!・・しまったぁ・・」
頭をかかえたが、もう遅い・・。

あの後部屋に帰った輝は、目がさえてしまって眠れそうになかった。この調子で起きていたら、夕方に眠くなって翌朝まで寝てしまう。夕食の時、昼間に言えなかったあの話を話す!そう決めたからには、夕方に寝てしまうようではダメだ。今から寝ておかないと、未沙が帰ってくる時間に起きられない。

明日は非番だし・・そう思って、ビールに手を出したのがいけなかった。久しぶりに飲むビールは格別に美味い!気がつくと、3本目を開けてしまった。
酔いがまわって一気に眠くなった。シャワーも浴びず、目ざまし時計をセットするのも忘れ、そのままベッドに倒れ込んでしまった。そして起きたら早朝・・、未沙は熟睡中。

「・・俺って・・なんでこんなにタイミング外すんだ・・」

昔、航空学生の頃、教官に「タイミングをつかむのが上手い」とほめられたのを思い出した。ひょっとして、操縦の技術に全ての能力を使ってしまっているのか?いや違う、タイミングを掴むなど上級者の言う事だ。自分のような恋愛オンチは直球でいかないと!!

「・・それが出来たら・・苦労しない・・」

大きなため息の後、眠る未沙を起こしはしないか?と気になった。
静かに眠る未沙は本当にきれいでかわいらしい。未沙の部屋で過ごすようになって、このシングルベッドに二人で眠るようになった。
狭さには慣れている自分はともかく、未沙はどう思っているのだろう・・。

噂話に疎い輝は、未沙の父親が、あの早瀬隆司提督だと大戦の後に知った。
そういえば、地球を彷徨っていた時、アラスカの本部が凍りついていたのを見て、それまで気丈に振る舞っていた未沙は初めて座りこんだ。あの時は、気遣うどころか、彼女に当たり散らしてばかりだった。

早瀬提督の家系は代々軍人の家系で、家は大きくてお手伝いさんまでいたらしい。
言ってみれば、未沙はお嬢様。

輝は部屋の中を見回した。雑然としていて、お嬢様の部屋にはとても見えない。初めてここに来た時はとても片付いていて、女性の部屋らしいかわいらしさだった。雑然とさせているのは、自分がここに物を持ち込んでいるせいだ。

女性単身者用の部屋で男と半同棲中。自分なんかより将来のある未沙にとって、あまり良い事ではない。

身を寄せて眠る未沙の髪をなでながら、二人の「これから」に、もう他の選択肢はないと思った。

ふいに未沙が目を開いた。「・・ん・ひかる・・起きたの・・?」
「起しちゃったね、ごめん・・」
「うう・・ん・・」
未沙は頬を輝の胸にすり寄せて、軽く手を伸ばして輝の首筋を掻いた。
それは単に、寝起きでちょっと身体を伸ばしただけなのだけれど・・。

輝は少し迷った顔をしたが、結局未沙を抱きあげてキスをした。寝起きの未沙は、はじめは輝を押し返そうとしたが、それも短い間だった。
二人は軽いキスを繰り返した後、深くお互いを絡ませた。

「あのさ・・やりたくなったんですけど・・いいですか・・?」
耳元でささやいて、パジャマの上から乳房をなでた。
「・・でも、朝よ・・」
耳へのしつこいキスが終わって、今度は首筋を吸われながら言った。
「俺も未沙も、非番だろ・・」
「・・そうね、そうでした・・」
どことなく、それを言われると・・。

輝が手を入れると、もうそこは潤っていてやわらかい。
「未沙も・・やりたいだろ・・」
いじる指に、身をまかせる。起きたばかりで、まだ理性がぼんやりしていて口答え出来ない。答えるかわりに熱く大きく息をついた。

その吐息に吸い込まれて、さらに深く未沙に絡みついて囁いた。
「今日は・・どこ行く?」

久しぶりの、二人の休日。

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2011-03-28 : SS ふたりの休日 : コメント : 0 :
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