SS ファイターパイロット 15 カテゴリvariation

寒いっす。やっと寒くなったです。

寒さのための体調不良・・という訳ではありませんが、もう忙しくて。早く寝ることを心がけておりました。
・・やっと書けた・・嬉しい・・
一応、マックス登場シリーズはここで終了です。ちょっと思ったんですが、ワタシ、マクロスシリーズは初代しか知らないので、シリーズ的におかしなお話ではあるとは思いますがご了承くださいませ。それと、航空力学とか戦闘機のドックファイトとかもテキトーです。

需要ないだろうなぁと思いつつも、思いがけなく拍手など頂けて・・読んでいただけて嬉しいです!

ではでは、劇場版輝、訓練生時代があったらなぁ妄想です!





「おい、マックス、予定の空域に航行中や通過予定の航空機はいないか?」
「はい、障害となる航空機などは見当たりません」

「よし、行くぞ!」
「roger」

輝とマックスはそれぞれが操縦しているバルキリーの操縦桿を引いて、高度を上げた。
後席の教官が何かを怒鳴っているが、マイクの音量を下げてしまえば問題はない。
出力を上げたバルキリーのエンジン音が、より高い音となる。この感覚は何かのスイッチを強く押してしまうのだ。

「マックス!作戦開始だ」
「承知・・!」
冷静なマックスの声も、なんだかうわずっているように聞こえる。輝は小さく笑った。
「いくぞマックス!combat open !!」

予定の高度に達した二人は、グンと左右に分かれた。輝はそのままバルキリーのスロットルレバーを真横に倒して、バトロイド形態に変形させ、アフターバーナーをonにした。降下速度がどのくらいかを記録しながら、敵機役のマックス機を探した。

・・いた!

模擬戦だから当然、実弾を使う訳ではない。ミサイルやバルカン砲を想定したレーダーをお互いが発射したのだ。
ファイター形態のままのマックスを見つけた輝は、そのままバルカン砲を構えてマックスを狙った。ガンカメラにはマックスは写ってはいるが、照準用のレーダーはマックス機に当ってはいない。

「クソッ・・!」

次の予定の行程の高度に入った。今度はガゥオーク形態に変形して、空中をホバリングしていくような飛行となった。予定通り、輝との距離を詰めたマックスが、今度はバトロイド形態に変形した。ファイター形態では考えられない動きで輝機を狙い、輝も今度はわずかな相手の熱源を感知するミサイルの照準を合わせようとする。しかし、相手の動きがトリッキーで、ガウォーク形態での特異な動きを持ってしても、狙いを定める事ができない。
「ちょくしょ!!」
輝がそう叫んだ時、マックスが発射したレーダーを受けて、輝の乗ったバルキリーの警報が鳴った。
「kill !! 一条先輩!僕の勝ちだ!!」
「なんだとぉ!」

マックスの照準はきっちりと輝を照準内にとらえている。

「ああっクソ!!」
輝は通り過ぎるマックス機を、首を振って見送った。悔しくてたまらないが、もう予定の高度を過ぎている。二人はぐったりする教官を後席に乗せたまま、着陸体勢に入った。

無事着陸したものの、教官たちが鬼の形相で待ち構えている。思い切って、やってみたかった事をやってみた。けど・・
・・この始末、どうなるのかな・・
そんな事を考えながら、コクピットを降りると、初めに飛びついてきたのはマックスだった。

「先輩やったやった!!僕たちの考えが正しい事が証明された!」
「お、おう!そうだな!」
静かなマックスがとんでもなく笑顔だ。輝も嬉しくなって、二人は、何度も大きくハイタッチした。
輝とマックスを取り囲もうとする教官たちの後ろから、柿崎が叫んだ。
「おい!やったなお前ら!」
訓練生達が二人を揉みくちゃにして、手にしていたペットボトルの水をぶっかけた。
「うわっ冷てぇ!!」
「冷たいです!」
冬の初めの風はもう冷たいが、訓練生達の熱い躰からは汗とやる気と負けん気の、湯気が立ち上った。



「おーい、どんべぇに湯を入れて来たぜ~~」
部屋で謹慎中の輝に、柿崎が差し入れのカップうどんを差し出した。
「おお、ありがとさん」
輝は手にしていた「ワン○ース 43巻」を放り出してベッドから起き上がった。
「おまえ、よくこんなにマンガを持ってきたな・・」
「おかげで暇つぶしになってるだろ・・」
「まぁな」

そして同じく柿崎が日本から持ってきたカップうどんに、輝は手をかけた。
「う~ん、もう少しだ。5分はなが・・」

そう言いかけた時、部屋を突然大きくノックされた。
「ハイハイなんですか?」
てっきり冷やかしの訓練生仲間と思ってドアを開けたのだが・・

「一条輝曹長、自室での謹慎を解く。原隊に復帰し訓練を継続せよ」

二人の厳めしい顔の教官が、カップうどんを手にした輝を見下ろした。
慌ててうどんを落としそうになったが、教官から目をそらさずにそっとテーブルに置いて敬礼した。
「ハイ!謹んでお受けします!!」
教官の一人が吐き捨てるように言いいながら背を向けた。
「フォッカー少佐に感謝するんだな」

・・そうか、また先輩に助けられた・・

教官の背中を見送ると、マックスがひょっこりと顔を出した。
器用にウィンクすると、「いいね」と言うように親指を上げた。

「・・いいねじゃねぇよ」

輝はぷっと吹きだすように笑った。
バルキリー機種転換課程は、あと少しを残すばかりだ。


おわり

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2013-11-16 : SS ファイターパイロット : コメント : 2 :
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Re: 親友?悪友?
ぱよぷーさん、いつもありがとう(*^_^*)
最近持久力がないもんだから、以前みたいにねっとりSSが書けなくなっちゃって・・。
なんで今回も、かなりあっさりした終わり方になっちゃいました(^_^;)

持久力を復活させて、大人風味、ぜひ書きたいです。
2013-11-17 21:50 : michy URL : 編集
親友?悪友?
って感じの二人に乾杯♪
悪戯っ子っぽいのマックスに、今更ファンになりそーです。(笑)
どん兵衛にワンピって、どんだけ日本の男の子ですか、輝よ!
ひよっこ時代、とても楽しかったでーす!
‥しかしまた久しぶりに、michyさんのアダルト輝も読みたいなー。‥とおねだりしてみました。

最後に取って付けたようでなんですが、いきなり寒さが厳しくなりましたので、どうぞご自愛下さいませ~。年末は、体が資本っす。
2013-11-17 09:40 : ぱよぷー URL : 編集
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