SS ファイターパイロット 11 カテゴリvariation

むむ。みなさん、こんにちは。ニコニコエースにファーストが載ってなかったんですけど。まぁ、あまり期待もしてなかったけど、もしや・・と思ったよ。
残念ですね。


そして、需要が無い事必至のSS。これは、劇場版設定で、輝が元々軍人だったので、ちゃんと養成機関を出てパイロットになるんですよっていうお話です。過去のものにはオリキャラも出ていて冷や汗もの・・。
・・10の続きです。チマチマ書きました。

もしよかったから、カテゴリの「ファイターパイロット」を覗いてから読んでいただけたら嬉しいです。

ではでは
趣味にはしったワタシに、お付き合いくださるお優しいかたは、続きをよむをクリックしてくださいね(^_^;)






砂漠の真ん中にある航空基地。そこに来て、もう4か月が過ぎた。VF-1機種転換課程、カテゴリ ファイターをA評価で終了した一条輝は、その熱心な研究ぶりや、もって生まれた身体能力の高さと飛行センスから、次のカテゴリも活躍が期待されていたが、ガウォークの課程ではB´ 評価。次のバトロイドでは、まだ課程が半分しか済んでいないのに、C評価を受けてしまった。もう後がない。もう一度C評価を受けてしまったら、VF-1の操縦には適性がないとされ、罷免となる。

VF-1機種転換課程の同期で同室の柿崎は、輝に呆れ顔で言った。
「お前なぁ、ファイター以外に興味無いってのが見え見えなんだよ。ちょっとは、やろうって気になれよ」
教官に、バトロイドの運用マニュアルを読み返してレポート提出を命じられた輝は、パソコンに向かって淡々とマニュアルを打ち込んでいた。
「うるさいなー、ちゃんとやってるだろ」
困った顔で柿崎は輝を見た。
「お前、それ写してるだけじゃないか。ファイターの時は、マニュアルなんかチラ見だけでバンバン報告書を書いてたじゃないか」
「・・・あのさ、俺はガンダムとか見てないから、イメージ出来ないんだよ。イメージ出来たらマニュアルなんか見なくても出来るっつーの」
「バカかお前。ここに来てる連中が、全員ガンダムを見てる訳ねぇだろ!」

・・確かに。ここに来ているVF-1の訓練生たちは、各国からやってきている選りすぐりのファイターパイロット達だ。輝のように、ウィングマークを取ったばかりのひよっこは珍しい。そして当然、ガンダムなんて見ているとは・・。

「俺、もう寝るわ」
ノートパソコンをパシリと閉じて、輝はさっさとベッドに入り込んだ。
「おい、マジかよ。お前、F転になっても知らないぞ」

柿崎の声を遮るように、頭に布団をかぶりこんだ。
F転かぁ・・
ぼんやりと考える。
戦闘機乗りからの転落を表わす「F転」
あれほど惚れ込んだVF-1。ファイター形態には酔いしれたが、ガウォークやバトロイドにはなかなか馴染めない。
・・飛行機をロボットなんかにしやがって・・
そんな悪態をついてはみたが、F転をくらったその後など、想像もつかない。

先輩は何て言うかな・・

すでにVF-1バルキリーの飛行隊で、隊長となっているロイフォッカーの事が頭をかすめた。
なにごとも中途半端を嫌いだと言いながら、いつも輝のわがままをそっと見守ってくれている兄貴分。
VF-1に機首転換する事になった事を報告した時、陽気で武骨なやさしい彼は
「そうか、やってみろ」
にやりと笑って言った。

全力を出す前に諦めてばかりいる気がして、なんだか落ち着かない気分になってきた。

・・半端な事は、出来ないな。

そう思いながらも今日は眠る事にした。明日からは、また同じように訓練の日々が始まるのだから。


翌日、その日の訓練はなんとか追加の課題を言い渡される事なく終わった。可変タイプの訓練が始まってからは、訓練終了後に自習室に行く事があまり無かった輝も、今日はめずらしく自習室に直行した。
可変タイプになってから、理論の理解が今まで以上に難しく、また、軽い拒否反応すらあった。
ホバークラフトのように陸地を駆けるガウォークタイプはまだしも、バトロイドタイプはなんだかつまらなく感じてしまう。飛行機は完全に3次元の動きが出来る事が魅力なのに、ロボットは地上で大きな人間が動く事と同じように思える。

シャープペンシルの先で、パソコンのキーボードの端をコツコツと叩いて、資料に集中しようとしていた時、ふいに誰かが話しかけて来た。

「あなたが日本から来た一条曹長ですか?」
「あぁ、そうだけど」

輝はせっかく集中しだした時に話しかけられた事にムッとして、資料を見つめながらぶっきら棒に答えた。
「見事な着陸じゃないですか。どっちが教官なのか、解りませんでしたよ」
上から目線と言う訳でもなく、素直にそう感じた・・とでも言いたげな言葉に、顔を上げた。
まず目に入ってきたのはメガネ。そして、肩まで伸びた髪だった。
「僕は、マクシミリアン・ジーナス。マックスと呼んで下さい」

出された手をなんとなく握り返した。


つづく


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2013-09-21 : SS ファイターパイロット : コメント : 2 :
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Re: お早うございます
ぱよぷーさん
レスが遅れてごめんなさい<m(__)m>
なんと!1から読んでくださったんですか?ありがとうございます(*^_^*)
なかなか・・思い入れの割に・・自分しか面白くないかも・・とか思いつつも、妄想しちゃって書いちゃってます。ぱよぷーさんの未来編も面白いしすごく楽しみにしてます!!
2013-10-03 21:44 : michy URL : 編集
お早うございます
1から読み直しさせて頂きました~。
未沙いないけど、イイですね~‥しみじみ。
何かこんなことあっての、あの劇場版が始まるのか~とニマニマ笑いが込み上げてきます。
カッキーとは真逆のマックス、TV版は天然の天才でしたが劇場版だと存在が薄いというか説明不足の感があるので、これで補完が出来る!とワクワクしてます。
2013-09-22 08:14 : ぱよぷー URL : 編集
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