SS 夏休み

この冬の最中に、夏休みですいません

劇場版設定だと~、輝はマクロス防衛隊で飛行中、フォールド騒ぎに巻き込まれたって事なんで、勝手に妄想して、輝の戦闘機乗りになるための航空学校時代・・なーんて妄想SSを書いてみました。

完成させてから、一気に載せようとも思ったんですが、長くなって間延びしてもなーと思ったんで、途中ですがあげちゃいますニヒ

こういう妄想って、ワタシ結構好きです、たのしいです。

完全オリジナルな設定なんで、苦手な方は避けてくださいね





春に行われた入学式から4カ月が過ぎた。想像以上に厳しい学校生活だったが、慣れてしまった事が不思議だった。

世界が一つの政府になって、この日本にあった航空学校も統合軍日本地区航空学校と名前を変えた。

前政府の制度に則って、春に入学式、夏の今は、夏季休暇の時期となった。

「輝、じゃあ暇やったらメールしろよ」
「あぁ、気をつけてな」

部屋は3人部屋だった。半袖の制服に制帽姿のルームメイトのイイダは、一人残ると言った一条輝の事が気になった。

「あのさ・・よかったら家に来ないか?俺のおかん、客が大好きやしさ」

輝は少し考えて、行ってもいいかなとも思った。しかし、彼が手に持った大量の土産物を目にすると、考えを変えた。

「サンキュ、けど、いいよ、結構静かでいいぜ、ここも」

「そうか・・」

イイダは思った。おそらく一条輝は、あの伝説のアクロバットパイロットの一条鉄男の息子だ。一条という姓もめずらしいし、面差しも似ている。子供のころ初めて航空ショーに行った時、民間機のアクロ飛行があった。それが一条鉄男の率いるチームだった。プロペラ機でとんでもなくクレイジーな演技を見せるその迫力に、すぐ虜になった。一条鉄男は元戦闘機乗りで、その後民間に転向したと聞いた。その時、自分も戦闘機乗りになろうと思ったのだ。

憧れの男の息子が同じ年頃で、すでに複葉機で単独飛行をしていると聞いた時には、普通の家庭に生まれた事が悔しかった。

そして3年前、一条鉄男がアクロ飛行中に事故で死んだ事をニュースで見た。あの息子はどうするのだろうかと思った。

今目の前で、支給されたトレーニング用のTシャツとジャージ姿でだらんと立つ輝が、その息子かもしれない。

みんながいっせいに帰省するなか、帰らないのではなく、帰れないのではないか・・。そんな思いが頭をよぎったが、すぐ打ち消した。そんな事は、輝や他のみんなとの生活の中では関係の無い事だ。

「じゃあ、気が向いたら連絡しろよ」

イイダは背を向けながら手をあげて、熱いアスファルトの上に消えていった。

輝は彼を見送ってから部屋に戻ると、普段3人で生活している狭い部屋が異様に広く感じられる事に気がついた。

「先輩、遊んでくれないしなぁ・・」

ロイ・フォッカーは、入学前に来てくれた。楽しかった。実家が人手に渡るため、引っ越しや手続きを手伝ってくれた。それがひと段落した後、やれ築地だ秋葉原だ渋谷だと、散々遊びまわった。

ナンパの方法など伝授してくれたものの、そのあまりに華麗なテクに「・・僕には無理です・・」と根をあげた。

「バカヤロー!お前そんな事言ってると一生童貞だぞ!」げんこつで輝の頭をグリグリしながら笑うフォッカーに負けじと言った。

「だいじょぶです!!好きな人くらい出来ます!!」

フォッカーは脱力して天を仰いだ。

「夏休みの日程が決まったら連絡しろ!!お前にイロイロと教えてやる!」
と言い放って、フォッカーは帰って行った。しかし、その後、この夏は休めそうにないと連絡してきた。この埋め合わせは必ずする!と言ってはくれたが、実現するのかな・・と輝は思った。

つづく




よかったら、またお付き合いくださいね

なんで輝の父ちゃんが 鉄男 て言うかは、新谷かおるのファントム無頼の 神田鉄男から

神栗コンビもそろそろ定年ですな。

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2011-02-05 : SS 夏休み :
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