SS ファイターパイロット 8

もうアホです。夜勤明けってのは熟睡できないものですが・・。疲れた体に覚めた頭の状態で、ぱぱーーと続き書きました。趣味のSSなんですが、お付き合いいただければ嬉しいです

今回は、なんか、輝いじめて楽しかった・・。

うーん、夜は必ずや、資料作らないとマズイよぉやりたくないよぉ・・







どこをどう歩いたのか・・、誰と一緒にいるのか・・。
ただ眠くて眠くて仕方がなくて、早く横になりたかった。日本にいた時はこっそり飲酒の罪悪感もあって、「飲みすぎる」と言う事はなかったし、周囲も気にしてくれていた。

でも、今日は・・。
確かに今日は「飲みすぎ」だったのだろう。自分のアルコール耐性がどの程度のものなのかなど、まだ試した事がなかった。

それに・・。
彼女。あんなに女性丸出しで迫られると・・。女性受け入れ体勢まで整わない輝にとっては、「いっそ遊ぶ」テクニックも、「軽く流す」などの高等スキルも持ち合わせていなかった。

・・ほら、もう少し・・。
促す声が聞こえて、そのままやわらかい寝具の上に、倒れ込むようにして横になったのが判ったが、当然そこがどこかなどは考えることもなく眠りに落ちた。



ぐっと深く眠ったのだろうか、ここは何所で、今何時なんだろう・・。ようやく思考が回復したと思ったが、頭が痛いし胸がむかむかしるしで、やっぱり考えられない。
もう少し眠ったら、この最悪の気分はマシになるのだろうか・・。
そう考えて、背を丸くして再び目を閉じた。

誰かが背中をゆっくりとさすってくれていた。
気分が悪そうだから、さすってくれているのかな・・。
ぼんやりとそう思って、まだ続く頭痛と吐き気に意識が注がれて唸った。
・・・?さすってくれるのはいいが、動きが変だ。細い指先が背中のシャツとジーンズの隙間に入り込んで腰を撫でた。
「・・え?あの・・なに・・?」
体を捻って仰向けになると、頭だと判るものに片足がぶつかった。
雑魚寝だったっけ・・?まだまだ眠っていたいのだが・・。
両足の間に誰かが入って、金属音をたててベルトを外したと思うと、腰の辺りにジーンズと下着を同時に引き下ろそうとする、とんでもない感覚を感じて目を開いた。

「ちょ!!なんで?!」
あろうことか、足の間にはさっきの彼女・・エミがいて、気が付いた輝を見て伸び上がった。
「・・気が付いたの?」
「つうか、何してんの?!」
近づいた顔を避けるために、慌てた顔で必死で背を反らせて顎を挙げた。
「ねぇ、する?」
「するって・・」
上ずった声で叫んだ。暗いがよく見ると、輝に覆いかぶさった彼女は下着姿で、そのやわらかそうな双丘の先端はレースに縁どられた下着にじれったく隠されている。
思わず息を飲むと、エミは軽く笑って輝の汗ばむ腹から下腹部までじんわりと圧をかけて手を滑らせた。
思考がフリーズして、あとに残ったのは反射だけだ。今の彼にとっての反射は・・。
腹を押さえられて、胃から胸へのムカムカが最高潮に達した。グリグリと胃が反芻しだしてもう止められない。
「ぎゃーーっ!!最悪!なにこの男!!」
「・・ぷっ・・うるさいよ!そっちがおかしな事をやりだしたんだ!」
飛び出した胃の内容物を、人にぶちまけるのだけは避けたかったが、そうも言ってられない。跳ね上がるように輝から離れたエミを恨みがましく睨んで起き上がったが、一度だけで済みそうになかった。

「ちょっと!そのゲロ片づけてよね!」
そう言ってエミは、濡れたタオルで腕を拭き、その拭き終わったタオルを輝に投げつけてから、ワンピースを頭からかぶった。
そのタオルを手に、輝は蒼ざめて唸った。
「あの・・第2弾が・・」
「もう!こっち!」
エミに片手を掴まれて、もう片方の手で口を押えて反芻する胃をなだめるように前かがみになってエミが誘導するままに従った。

最悪の気分だった。当然、飲みすぎの気分不良もあったが、この一連の出来事は、情けないことに彼の対処能力を超えていた。
便器を両手で抱いて、残った内容物と、さらに過剰な胃液まで吐き出して、さすがにもう中身はないと思われた。
今度こそ労わるように背中をさするエミに、充血した目で振り返って言った。
「・・軽いって言われてるぜ」
対処しきれない羞恥や腹立たしさや、いろんな感情の籠った輝の瞳を、エミはじっと受け止めた。
「それが、どうしたの・・」
急に冷たくなった彼女の表情に輝のほうが耐え切れず瞳を反らせた。
まだ流していない自分の分身たちをじっと見ながら呟いた。
「そういうの、嫌じゃないのかよ・・」
「・・そうね」
そう言って、また輝の背中をゆっくりとさすった。


「そのゲロくさいシャツは脱いでこれに着替えたら?シーツも丸めて端に置いといて」
エミは男物のポロシャツをポンと投げた。
また同じように、彼女が近づいてきたら、耐えられるだろうか・・。頭痛を抱えながらも、そんな余計な妄想が頭をよぎる。

「キミはそのゲロくさいベッドで寝て。私はこっちのソファーで寝るから」
ピシャリとドアを閉められた。

これは・・いままでの人生で最高に情けないことかも・・。どうしようもなく重い頭を抱えて帰ることもできず、もういっそ眠るしかなかった。

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2011-08-28 : SS ファイターパイロット : コメント : 2 :
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Re: No title
これは書いてた時もとってもノッてました(^o^)
2015-07-14 21:14 : michy URL : 編集
No title
サイコーです!

むっちゃ面白いです!!

二人の会話も良かった…
2015-07-13 22:11 : びえり  URL : 編集
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